1879年にエジソンが世界ではじめて白熱電球を発明してから、今年で122年を経過
しょうとしています。19世紀、20世紀の照明はただ単に明るさ、機能だけを追求して
いるようでした。
最近になって環境面からは省エネを重視するようになり、日中は出来るだけ太陽光を
利用するような設計を取り入れるようになりましたが、太陽光によるまぶしさ等で
なかなか上手に反映されていないのが現実のようです。
また、最近あかりが人々の精神面、肉体面に大きな影響を与えることが
発見されました。 昼は明るく、夜は暗いというのは当然のことですが、そこには、
人問の体全体の生理機能「精神面、肉体面」が深く関係しています。
夜、薄暗いあかりの中で一息つく。例えば入浴後に薄明かりの中ビールの一杯でも
飲みますと、昼間の疲れが癒され、穏やかな気持ちになること、楽しめることは誰でも
経験されたにちがいありません。 また、人問の食欲の変化、睡眠、体調といったものは
日中の照度による体温の変化や、色温度、波長の変化に大きく左右されます。
あかりというものは生活する上で必要不可欠なものでありますが、必要以上の
あかるさは私たちにストレスや不眠症等を起こさせるだけです。
21世紀のあかりは質の時代であり、人の健康に配慮した適切なあかりが普及しなければ
いけないと考えます。
最後になりましたが、ごく一般的に職場の照明は時すぎ、逆に家庭での照明は
明るすぎて結果的にストレスの増加や、不眠症に陥ります。
良い天気の日ぐらいは太陽光の下で最低1,2時間過ごされるのが肉体的、精神的に
とても良い結果になることは間違いありません。
2001/3/5、照明学会技術セミナー参加リポート
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